高齢化問題が社会問題として取り上げられるようになったのは、
1990年代後半あたりからですね。
いわゆる団塊の世代やベビーブームの頃に生まれた方たちの、
高齢化が進んできて、それに伴い少子化が進みました。
日本の全人口に占める割合を見ても、
高齢者の占める割合が圧倒的に高くなってきております。
こうした背景から生まれた、
介護保険制度は2000年にスタートしたわけです。
介護保険制度は、増え続ける高齢者への生活保障、
特に要介護者に対しての負担を和らげるための保険ですね。
介護保険制度を利用する事で
介護を必要としている人やその家族の方が
有利に利用出来るという制度であります。
当然、介護保険制度を維持するためには
介護保険料を徴収しなければなりません。
ただ介護保険制度は、まだまだこれからの制度です。
改善点も問題点もいろいろありますし、
また介護保険料に関しても、公的な保険と民間の保険では
かなりの差があったりと、
今後改善していくべき点はまだまだあります。
しかし高齢化社会はすでに定着しつつあり、
避けては通れない問題でもありますので、
介護保険制度は、今後さらに進化、あるいは変化していく
分野の保険と言えます。
介護保険制度は、わが国にとっては、
社会の骨組みを変えた保険ではありますが、
介護保険制度の登場によって、
介護というもののあり方がかなり変わりました。
今後私たちも、この介護保険制度からは、
目が離せません。